人生は命の渡し舟 祖父の戦争体験から学んだこと 人生は自分ひとりだけのものではなく、命はリレーのバトンのように

みなさんお元気されていますか。
人生導師やっちです。
今回は、祖父の戦争体験から学んだことを語りたいと思います。
祖父は第二次世界大戦に従軍しています。
大正9年(1920年)に生まれた祖父は、昭和15年(1940年)、20歳のときに召集されました。
兵士ではなく、作業員として軍属として召集され、大東亜戦争(太平洋戦争)開戦前の満州(現在の中国東北部)に送られました。その後輸送船に乗せられ、ヴェトナム沖の船の中で大東亜戦争の開戦を知ることとなります。

もっとも印象深い出来事は、ビルマ機銃掃射事件です。
ビルマ(現ミャンマー)で祖父はイギリス軍戦闘機から機銃掃射を受けます。
そして、隣にいた戦友(イノウエさん)が首を撃ち抜かれて即死します。
ほんのすこしの差で、祖父ではなくイノウエさんが亡くなりました。
もし少しその機銃掃射の線条がずれていれば、祖父が亡くなっていました。
そうなれば、私の母は生まれず、私自身も生まれなかったことになります。
もしかしたら、イノウエさんが生き残っていて、
イノウエさんの子どもや孫が現代日本で活躍していたのかもしれません。

命はまさにリレーのバトンであり、人生とは渡し舟です。
往々にして人生とは自分ひとりだけのものと考えられがちですが、
人生とは自分ひとりだけのものではありません。
人生は渡し舟であり、命は渡し舟に載せられて運ばれていきます。
命とは人生とは、まさに乗り物のようなものなのです。
私たち日本の文化ではご先祖様を大事にしますが、
先祖の苦労があって今の私たちがいます。
そして、私たちはその命を後世に引き継いでいくこととなります。

私たちは後世のことを考えて生きているでしょうか。
現代日本社会では安直に出生率の減少ばかりが語られていますが、
その議論はあたかも年老いていく自分を支えてくれる若者がいなくなるというような
まさに「自分のために」考えられている議論のように感じられます。
私たち先に生きる人間は、後に続く人間に対して責任があります。
後に生きる人間が快適に生きられるように、私たちはこの地球と現代日本社会を整備していかなければならないのです。
それは、私たちのご先祖様が大変な苦労の末にこの世界を作っていったのと同じことです。
私たちもまた先祖がやってきたように、一生懸命に生き、世界を社会を作り上げ、後に生まれる人たちが幸せに生きられるように、見ることのない子孫の幸せを想像しながら、生きていかなければならないように思います。

私たちの人生とは、渡し舟なのです。
先祖から受け継いできた命を後世に渡していく。
先祖から受け継いできた社会と世界を後世に渡していく。
単純に子どもを作ればいいということではありません。
私たちは一生懸命に生きて、この社会と世界が幸せになるように努力していかなければなりません。
私たちは責任があるのです。

それが、私が祖父の戦争体験から学んだことです。
祖父は平成18年に亡くなりました。85歳でした。
大往生で亡くなりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA